南区災害時医療体制の「のぼり旗」掲出訓練が行われました。
3月9日(金)の午前中、災害時の医療機関の診療可能の目印、「のぼり旗」掲出訓練が行われていたので、掲げられているのぼり旗が出ているかな?と見に行きました。
地震等の災害が発生したとき、病院や診療所などの医療機関も被災するため、診療可能な医療機関は「診療中」ののぼり旗を出すことになっています。
医療機関に多くの負傷者等が殺到することが予想されるため、医療機関では緊急性や重症度が高い患者を優先的に診療することになっており、
症状にあった医療機関に受診してもらうことになっています。
以下の3つに分けられています。
1)重度「災害拠点病院」・・・・意識が低下している、大出血をしている、脈が触れないなどの生命の危険の可能性があるもの、
または生命の危険が切迫しているものは、赤いのぼり旗が出ます。(市大センター病院、他市内12か所)
2)中等度「災害時救急病院」・・・生命の危険はないが、入院を要するものは、黄色いのぼり旗が出ます。
(県立こども医療センター、佐藤病院、清水ヶ丘病院、野村病院、聖隷横浜病院)
3)軽度「近所の診療所・クリニック・医院など」「医療救護隊の活動場所」・・・・生命の危険がなく、入院を要しないもの、
黄色いのぼり旗が出ます。
(南区休日急患診療所、被害の大きかった方面の地域防災拠点等)
※医療救護隊は、医師・歯科医師・薬剤師・看護師等で編成され、地域防災拠点(小・中学校等の避難所)で巡回診療を行います。
今回は、近隣の県立こども医療センターにお邪魔したところ、中等度の方を診る「災害時救急病院」のため診療中の「黄色いのぼり旗」がしっかりと出ていました。
また、薬を提供できる薬局についても「開局中」の黄色い旗を出すことになっているため、地域をまわったら何件かの薬局で出されていました。
災害時の対応って結構知らないことがあると思うので、前もって調べておくとよいかもしれないなと思いました。